2013年9月30日月曜日
シマノ11sに関して
シマノ11sが市場に出てそろそろ1年くらいになるが、11sを導入するにあたってフリー交換ないしハブ交換、あるいはホイールの買い替えが必要になるためなかなか踏ん切りが付かない人も多いかと思う。例外としてReconの8~10sフリー(以下8sフリー)互換の11s用スプロケも出ているが、値段も高くアルミ製、その上サードのスプロケなので変速性能も落ちるという三拍子揃った(?)製品であるのであまり選択肢としては残らないかと思う。
で、8sフリーのホイールで11sスプロケ使えたらいいよねっていうのはだれでも考えることかと。実際にやってる人もちらほらいて、まあ結論から言うと8sフリーのホイールで11sは使える。(10s専用フリーなんていう奇特な規格は当然除く)もちろんこれには条件があって、まず無加工では無理。無加工で11sスプロケを嵌めるとトップギアはスプラインに噛まないので。また、アメクラのようなロー側に逃げのないフリー形状だと無理な気がする。(未検証)
(※3/20追記 まともに考えれば下記凸部分を全周削ればいいだけの話だった。)
するとじゃあフリーかスプロケを削るかって事になる。ただフリーはスチール製のものが多く、数mmとは言え削るのは大変なのでスプロケのスパイダーを削ることにした。
削りました。
ちなみにCS-6800。 安くてよい。
68アルテはロー側のフリーと接触するところにぐるっとリング状の凸がある。フリー側はスプラインの凸になっている部分の根本に山が高くなっている部分があるが、要するにそこに接触しないようにしてスプロケをさらにロー側に押し込んじゃおうということ。
ちなみにこれでおよそ1mm程度削っている。8sフリーと11sフリーの幅の差は1.8mmであるが残りの0.8mmに関してはトップ側で吸収してもらうことにする。
この加工でトップギアは問題なくスプラインと噛み合いうことができ、1.8mmをすべてロー側で吸収しないのでローギアに入れた時にRDとスポークが接触するリスクが低くなる。もちろんこれは組み合わせにもよるので何とも言えないが。ちなみに試したホイールはボントレのハブと38mmリムを14Gプレーンスポークで組んだもの。
現状問題もないのでお試し程度ならありかな、という感じ。
(※3/20追記 上で部分的に1mmほど削ったと書いたが、 これは単に横着しただけで全周削って不具合があるということではない。むしろ全周削ってしまえば10sスペーサー(8sフリーに10sスプロケを入れるための1mmのスペーサー)と併せて使うことで11sフリーにも使うことが出来る。ただその場合は8sフリーに入れた場合とトップ位置が変わるのでリセッティングが必要になるが。ホイール間での互換が欲しいなら更にロー側に10sスペーサを追加すればいい。ただしフレームに依ってはトップ側で干渉が起こってしまうかも。)
(※4/24追記 11sを使う方法について整理してまとめたのでこちらも良かったら→リンク)
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