2014年4月11日金曜日

BB軸長に関する覚え書き

スクエアBB(JIS、ISO)の互換、軸長に関して正直なところいまいち分ってないので、整理の意味も含めて覚え書きをしておく。まあ今さらこんな古い規格知らんでも困らんだろってところもあるが。

スクエアBBにはJISとISOの2つの規格があり、互換性がないということになっている。ただ、テーパー角はどちらも同じなので、相互に組み合わせて使われてきており、JIS BBにISOクランクをあわせる場合はチェーンラインが+4.5mm(逆なら-4.5mm)と言われている。しかし出どころの分からない数字だけってのは気持ち悪いので実際のところどうなのよと思い立ちまとめることにした。

JIS規格に関してはJIS D9403、ISO規格に関してはISO 6695に記してある。それらをまとめたものを以下の図に示す。
JISとISOでは根本の太さが違うので、図をオフセットして太さが揃うようにこの図を書いた。JISは根本の太さが12.63mm、ISOは12.5mm、加えてテーパー角が共に2度5分であることからオフセット量は1.79mmとなる。さらにテーパー部の軸長がJISは15mm、ISOは18mmであるので、その差にオフセット量を加えた4.79mmがJIS BBとISO BBで変化するチェーンラインである。軸長としては、JIS BBを基準とした時に、4.79*2=9.58mm長いISO BBが等価になる。

以上、わざわざ調べてみたけど軸長でも1mm未満の差なので4.5mmで計算しても特に問題は起こらなそうな感じ。

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