FILCOの赤軸を購入 - unilog
http://uni-effective.blogspot.jp/2014/06/filco.html
以前書いたエントリよりFILCOを使っていたがもう既にチャタリングの徴候が出ている。
自宅用で使用時間もそこまで多くないのにだ。
ちょっと耐久性低すぎねーか。
2014年12月20日土曜日
2014年12月8日月曜日
Mavic ELLIPSE アクスル破損
以前からELLIPSEのアクスルは貧弱だと思っていたがついに破損してしまった(画像で傷だらけなのは外すときについたもので破損とは無関係)。リアなのになぜかM9ボルトの仕様。しかもそこにヘックスレンチを差し込む穴が開いてる。
海外でも同様のことを思っている人はいるようで、その人はわざわざアクスルを作りなおしていた。
mavic ellipse - Calum Douglas
http://www.calumdouglas.ch/cycling/bike-upgrades/wheel-axles/
俺も作っても良かったがコストや手間を考えて他社パーツを流用することにした。今回選んだのはFormula製(おそらく)のピストハブでカップアンドコーンと謳っているもの。ELLIPSE
はカートリッジなのになぜカップアンドコーン用を選んだかというとその特殊な構造にある。
ハブを開けるとぱっと見カートリッジベアリングのようである、というか見て分かるように6001がベースで、インナーレースが外れるようになっている。
インナーレースはこの様に玉押し(?)と別体なので外すことが出来る。このパーツがあればハブのベアリング間隔にかかわらずベアリング内径さえ同じであればどのハブでも使うことが出来る。ELLIPSEもベアリングは6001なので後は適当なスペーサーを入れてOLDを合わせればOK。
MavicのQRM+の与圧調整機構は手軽でいいのだがゴムのOリングのみで回転を抑えているだけなので緩みやすく、走行中にガタが出てきてしまうこともある。逆に緩まないように締めると回転が重くなってしまうというなかなか気難しいモノ。このシャフトに変えればアクスル剛性・強度の改善だけでなく与圧調整の問題も解決。そのうえMavicの補修部品だとアクスルが5000円近くするがFormulaだとハブまるごと買っても1000円やそこらなので非常に安価。貧乏チューンとしてはいいと思う。
海外でも同様のことを思っている人はいるようで、その人はわざわざアクスルを作りなおしていた。
mavic ellipse - Calum Douglas
http://www.calumdouglas.ch/cycling/bike-upgrades/wheel-axles/
俺も作っても良かったがコストや手間を考えて他社パーツを流用することにした。今回選んだのはFormula製(おそらく)のピストハブでカップアンドコーンと謳っているもの。ELLIPSE
はカートリッジなのになぜカップアンドコーン用を選んだかというとその特殊な構造にある。
ハブを開けるとぱっと見カートリッジベアリングのようである、というか見て分かるように6001がベースで、インナーレースが外れるようになっている。
インナーレースはこの様に玉押し(?)と別体なので外すことが出来る。このパーツがあればハブのベアリング間隔にかかわらずベアリング内径さえ同じであればどのハブでも使うことが出来る。ELLIPSEもベアリングは6001なので後は適当なスペーサーを入れてOLDを合わせればOK。
MavicのQRM+の与圧調整機構は手軽でいいのだがゴムのOリングのみで回転を抑えているだけなので緩みやすく、走行中にガタが出てきてしまうこともある。逆に緩まないように締めると回転が重くなってしまうというなかなか気難しいモノ。このシャフトに変えればアクスル剛性・強度の改善だけでなく与圧調整の問題も解決。そのうえMavicの補修部品だとアクスルが5000円近くするがFormulaだとハブまるごと買っても1000円やそこらなので非常に安価。貧乏チューンとしてはいいと思う。
2014年11月17日月曜日
ホイール組およびホイール設計に関して
追々追記もしていく予定。
- リム、ハブ、スポーク
- ホイールの剛性に寄与する割合はリム:20%、ハブ:40%、スポーク:40%
(参考:http://www.reynoldscycling.com/reynolds/news/Understanding-Wheel-Dynamics-Wheel-Stiffness) - リムについて
- リム重量の目安
- ~400g
- アルミクリンチャーリムだと400gを切るものは走らなくなる印象がある。以前のキシリのエントリでも書いたが400gを超えるもののほうが結果として軽く感じる。
- 定量的なデータがないので要解析。
- ~450g
- この辺りまでアルミクリンチャーとして軽量リムといえる範疇。450g程度になると汎用リムでもそれなりに使えるリムもちらほら。
- ~500g
- この辺りになってくると多少重さを感じてかったるくなる。反面強度的な不安はなくなるが。
- リムのエアロダイナミクス
- 最近多いUシェイプのメリットとは
- 風にヨー角がついた場合の空気抵抗変化を抑えるため?あるいはリムの上下端で気流の乱れを防ぐため?要考察。
- ワイドリムについて
- ワイドリムが多いがこれはタイヤを含めたリムまわりの断面形状をより理想的な翼形に近づけたいがためで、単にワイド化しただけでは前面投影面積が増加するだけなので逆効果。
- ハブについて
- ハイローフランジ
- 一般にハイローフランジはスポークテンション差を是正すると言われているがこれは半分正解で半分不正解。ラジアル組ベースでなら確かに見た目通りのテン ション差を得ることができるがタンジェント組では有効と言えるほどの効果はない。ではなんのためにあるのかって言うとねじれ剛性を確保するためにDSはフ ランジ径を大きくしつつNDSは軽量化のために小さくしているだけ。NDSラジアルで組むのならハイローは必須であるが、左右タンジェントならその限りではない。
- ハブのねじれ剛性
- ハブのねじれ剛性はおよそ30Nm/Deg。そのためスモールフランジハブでは13%、ラージフランジでは7%の駆動トルクがNDSに伝わる。
(参考:http://poehali.net/attach/Bicycle_Wheel_-_Jobst_Brandt.pdf) - ただねじれ剛性はハブ胴の径によって大きく変わるので最近の太いシェルを持つハブならその限りではないだろう。以前計算したハブだと概算100Nm/Deg程度。
- ラージフランジとスモールフランジ
- 稀にスモールフランジのほうが固く感じるという感想も目にするが実際のところどうなのか。
- ラージフランジのほうが駆動剛性が高いのはまず間違いない。
- 横剛性(アキシャル方向)はラージフランジでわずかにスポーク長が短くなることとフランジ径が大きくなることに依るハブ剛性の低下を考えると一概には判断できない。
- スモールフランジだと要はラジアル組に近くなるので縦剛性(ラジアル方向)は高くなると思われるので硬く感じる要因はこれか。
- いずれにせよハブフランジ自体を解析してみないと答えは出ないのでこれは今後要考察。
- クイックリリース
- クイックの締め付けでアクスルは30~90um圧縮される。
- 20um程ベアリングの当たりが締まると28.3kgfの荷重がかかることになる。
- アルミシェルとスチールアクスルの組み合わせだと夏と冬のベアリングの当たりの違いはおよそ22um、アクスルをチタンにするとおよそ27um(参考:ロードバイクの科学)
- ハブフランジの設計
- ストレートプルスポークで昔から一般的だったフランジ形状(例えばシマノのような)では外側のスポークと内側のスポークの間に壁があり、フランジ幅を有効に使うことができない。
- シマノのストレートプルスポーク用ハブ。
- Mavicではスポークを引っ掛ける部分は一つでスポークヘッドがプッシュとプルで向かい合う形。CosmicシリーズなどのNDSラジアルのモデルは多少構造が違えど基本的な考え方は同じ。
- BONTRAGERでは構造としてはトラディショナルだがスポークホールをアキシャル方向ではなくラジアル方向に配置。
- Campagnolo/Fulcrumは横からはめ込む形。スチールスポークだと間に壁はあるがスポークヘッドが入る部分はプッシュとプルで共用であり無駄は少ない。
- スポーク・ニップルについて
- スポークと剛性の関係
- クロス数
- 縦剛性はクロス数よりスポーク径の影響が大きい。
- 横剛性はクロス数とスポーク径それぞれが程々に影響するが、クロス数がスポーク径を覆すほどの影響はない。
- 14Gスポークを4xで組んだものと15Gスポークを2xで組んだものを比べた場合でも前者に優位性があるということはない、ということ。
- ねじれ剛性はクロス数が支配的でスポーク径の影響は小さい
(参考:http://people.duke.edu/~hpgavin/papers/HPGavin-Wheel-Paper.pdf) - スポーク本数
- 32Hを基準とした時の16H、20H、24H、28Hのアキシャル方向の剛性比はそれぞれ0.77、0.85、0.92、0.97になる。
- スポークのエアロダイナミクス
- 円形と翼断面ではCd値はおよそ1/10
- 16Gスポークとそれを潰した0.9x2.3mmのエアロスポークなら0.06倍
- 円形と矩形だとおよそ1.7倍
- Mavicのキシエリように14Gスポークを潰したもの(0.9x3.6mm)だと14Gスポークと比べて0.7倍
- スポークに真横から風が当たっていると考えた場合、円形と比べて平面の板だとCd値はおよそ1.7倍
- 同様にキシエリで考えると横風の影響はおよそ3倍
- イタリアンor逆イタリアン
- スポークの負担が少ないのは逆イタリアン、スポークの負担が大きいがより硬く感じるのはイタリアン
- スポークレーシング(組み方)
- DSラジアル(イソパルス)
- Jベンドスポークでやるにはリスクの高い組み方。キシリは好きなホイールなので個人的な印象は良い。
- 左右の横剛性のバランスがいい?
- DSとNDSの駆動トルクを受ける割合がどの程度になるのか、ハブシェルのねじれ剛性と併せて要考察。
- 2:1
- リム自体の剛性が必要な組み方。この組み方は廉価ホイールしか使ったことがないせいもありあまり印象が良くない。
- 剛性のほとんどをDSに頼っておりあまりバランスは良くない?要考察。
- NDSラジアル
- 某ショップでひたすらこき下ろされているが実際のところどうか。特定条件下でなら優位性がありそう。要考察。
2014年11月12日水曜日
シマノリアディレーラーのレバー比(テコ比)
以前、と言うか1年以上前に某所に書いた内容だがこちらに補足修正して整理しておく。
11sになってRDの互換性がなくなったわけだが、実際にどの程度の変更があったのかを測定した。ワイヤに印をつけて移動量を測っただけなので正確性はないためあくまでも目安程度に考えていただければ。比較対象はST-5700(10s)とST-6800(11s)で結果は以下のとおり。
レバー比はスプロケットのピッチを10sでは3.95mm、11sでは3.74mmとして単純に割って算出した。
11sになってRDの互換性がなくなったわけだが、実際にどの程度の変更があったのかを測定した。ワイヤに印をつけて移動量を測っただけなので正確性はないためあくまでも目安程度に考えていただければ。比較対象はST-5700(10s)とST-6800(11s)で結果は以下のとおり。
総引き量 | 1段あたりの引き量 | レバー比 | |
---|---|---|---|
ST-5700 | 21mm | 2.3mm | 1.72:1 |
ST-6800 | 25mm | 2.5mm | 1.50:1 |
レバー比はスプロケットのピッチを10sでは3.95mm、11sでは3.74mmとして単純に割って算出した。
Bloggerでウェブマスターツールを使う際の注意点
Blogger(blogspot.jp/ドメイン)でウェブマスターツールを使う場合はbrogspot.comドメインでURLを登録しないと検索クエリが正常に取得できない。
当然っちゃ当然だけど不親切仕様。
当然っちゃ当然だけど不親切仕様。
2014年7月10日木曜日
Fountek FR135EX
すごくいいユニットだこれ。
まだ仮の箱に入れて軽く鳴らしただけだが、空間表現が上手く小口径フルレンジ一発ではかなりのレベル。メタルコーンだがAlpairみたいなカリカリと神経質な音は全く出さず、気持ちの良いキレと艶が共在する感じ。低域もダンピングが効いて元気のいいベースが聴ける。ただクラッシュやスネアのような音ははだいぶ埋もれてしまうのでSTが欲しいかもしれない。
ひとまず素性の良さは十分に確認できたので箱作りが楽しみになった。
(※9/15追記 エージングが進んで全域がスムーズに出るようになり高音の不足感もほとんど感じない程度になった。このユニットを使ったシステムは雰囲気よく聴ければいいので、ちょうどいい感じ。)
まだ仮の箱に入れて軽く鳴らしただけだが、空間表現が上手く小口径フルレンジ一発ではかなりのレベル。メタルコーンだがAlpairみたいなカリカリと神経質な音は全く出さず、気持ちの良いキレと艶が共在する感じ。低域もダンピングが効いて元気のいいベースが聴ける。ただクラッシュやスネアのような音ははだいぶ埋もれてしまうのでSTが欲しいかもしれない。
ひとまず素性の良さは十分に確認できたので箱作りが楽しみになった。
(※9/15追記 エージングが進んで全域がスムーズに出るようになり高音の不足感もほとんど感じない程度になった。このユニットを使ったシステムは雰囲気よく聴ければいいので、ちょうどいい感じ。)
2014年7月1日火曜日
Mavic Ksyrium Eliteのリムでホイールを手組する Part2
前回キシエリのリムをJベントスポークで組んだが、ちょうどMavic ELLIPSEのジャンクを入手できたので組み替えることにした。今回入手したのは11年にモデルチェンジする前の初期型。とりあえずバラして重量測定。
リム:550g
ハブ:338g(ロックリング付き)
スポーク:155g
初期型と現行型では主にリム辺りが変更されており、スポーク長も初期型リアが303mm、現行型リア296mmとなっている。キシリウムのリムに組み替えるにあたって、キシリウムはリムハイトが低いので当然スポーク長が長いほうが使い回しできるので都合がいい。キシエリのNDSはエリプスよりもフランジPCDが大きいが、クロス数がキシエリ:2クロス、エリプス:3クロスでありスポーク長が短くなる。そのため、キシエリのNDSスポーク(301mm)だと組めないこともないがちょっと長さ的に厳しい。目算で303mmでもちょっと短めになる感じもあったので最悪コスカボSLのDSスポーク(306mm)が必要になるかと心配したが、実際に組んでみると許容範囲に収まったのでよしとする。
リム:550g
ハブ:338g(ロックリング付き)
スポーク:155g
初期型と現行型では主にリム辺りが変更されており、スポーク長も初期型リアが303mm、現行型リア296mmとなっている。キシリウムのリムに組み替えるにあたって、キシリウムはリムハイトが低いので当然スポーク長が長いほうが使い回しできるので都合がいい。キシエリのNDSはエリプスよりもフランジPCDが大きいが、クロス数がキシエリ:2クロス、エリプス:3クロスでありスポーク長が短くなる。そのため、キシエリのNDSスポーク(301mm)だと組めないこともないがちょっと長さ的に厳しい。目算で303mmでもちょっと短めになる感じもあったので最悪コスカボSLのDSスポーク(306mm)が必要になるかと心配したが、実際に組んでみると許容範囲に収まったのでよしとする。
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