以前書いた11sスプロケを削るというエントリに来る人が結構多いようなので、ここで一旦まとめておく。
■フリーを削る
・メリット:加工さえしてしまえばそれ以降は通常の11sフリーと同様に扱うことが出来る。
・デメリット:シマノを始めノバテック、DTなどほとんどのメーカーでは削り代があるが、アメクラなど一部メーカーでは削り代がないためこの方法は使えない。
【参考】
mekaanikkoブログ - シマノ8-10速改→11速フリー
ロードバイクPROKU - シマノ デュラエースFH-7900 10速ハブを11速にと御依頼。。。
■スプロケットを削る
・メリット:ホイール自体に加工を施さないため失敗しても損失が少ない。スプロケのスパイダーは比較的切削加工が容易な素材。
・デメリット:1.8mm削るためにはザグる必要があり上記同様フリー内側に逃げのないアメクラ等では利用できない。
【参考】
SunnyDayCycle blog - 11S化
また、Pax CycleではCS-6800の加工品を販売している。
(11/17追記CS-5800ベースも追加されていた模様 → http://www.paxcycle.com/?pid=77387388)
■10sフリーに装着可能な専用のスプロケを用意する
・メリット:手間がかからず買ってきてポンと付けるだけ。純正加工品と違いアメクラ等にも利用可能。
・デメリット:高い。純正スプロケではない。
【参考】
TOKEN 11Sクロモリカセット for 10S&11Sホイール
Recon レーコン ワンピースアロイレーシングカセット
以前書いたエントリ
unilog - シマノ11sに関して
2014年4月24日木曜日
2014年4月11日金曜日
BB軸長に関する覚え書き
スクエアBB(JIS、ISO)の互換、軸長に関して正直なところいまいち分ってないので、整理の意味も含めて覚え書きをしておく。まあ今さらこんな古い規格知らんでも困らんだろってところもあるが。
スクエアBBにはJISとISOの2つの規格があり、互換性がないということになっている。ただ、テーパー角はどちらも同じなので、相互に組み合わせて使われてきており、JIS BBにISOクランクをあわせる場合はチェーンラインが+4.5mm(逆なら-4.5mm)と言われている。しかし出どころの分からない数字だけってのは気持ち悪いので実際のところどうなのよと思い立ちまとめることにした。
JIS規格に関してはJIS D9403、ISO規格に関してはISO 6695に記してある。それらをまとめたものを以下の図に示す。
スクエアBBにはJISとISOの2つの規格があり、互換性がないということになっている。ただ、テーパー角はどちらも同じなので、相互に組み合わせて使われてきており、JIS BBにISOクランクをあわせる場合はチェーンラインが+4.5mm(逆なら-4.5mm)と言われている。しかし出どころの分からない数字だけってのは気持ち悪いので実際のところどうなのよと思い立ちまとめることにした。
JIS規格に関してはJIS D9403、ISO規格に関してはISO 6695に記してある。それらをまとめたものを以下の図に示す。
JISとISOでは根本の太さが違うので、図をオフセットして太さが揃うようにこの図を書いた。JISは根本の太さが12.63mm、ISOは12.5mm、加えてテーパー角が共に2度5分であることからオフセット量は1.79mmとなる。さらにテーパー部の軸長がJISは15mm、ISOは18mmであるので、その差にオフセット量を加えた4.79mmがJIS BBとISO BBで変化するチェーンラインである。軸長としては、JIS BBを基準とした時に、4.79*2=9.58mm長いISO BBが等価になる。
以上、わざわざ調べてみたけど軸長でも1mm未満の差なので4.5mmで計算しても特に問題は起こらなそうな感じ。
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